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ボホール島のホタルに魅せられて

Enchanted by Fireflies in Bohol
by 後藤まどか
青年海外協力隊

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cropted   最後にホタルを見たのはいつだろうか? 日本では夏の風物詩、水の綺麗なところにしか生息しないと言われるホタル。生粋の田舎育ちである私ですら、日本でホタルを見たことは片手で事足りるくらい。そういえば、大人になってからホタルを見ただろうか? そもそもホタルってどうして光るのだろうか? そういえばフィリピンの蛍光灯のブランド名、ファイヤーフライとはなかなか洒落たネーミングだな、などと考えている私が生活しているボホール島では、ホタル観賞カヤックツアーが徐々に人気を博している。自らカヤックを漕いでホタルを鑑賞するツアーである。これはもう日本では考えられないことでしょう、と、日本からボホールへ遊びにきた古き友人を誘ってツアーに参加した。ちなみに同郷のこの友人、日本でもホタルを見たことがないという。
   ツアーは、夕方4時半から各ホテルをバンでピックアップ。ボホールのリゾートが軒を連ねるパングラオ島内でもくまなく送り迎えがあるので安心だ。ツアーの出発地点は、州都タグビラランから西に30分ほど離れたアバタン川の畔からスタート。アバタン川に架かるアバタン橋のすぐ近くだ。2年前のボホール島地震で崩落したこの橋も今でこそ修復が進んでいるが、川岸から覗くと崩落の残骸が生々しく残っている。
   この日は、欧米人カップルや韓国人家族など、インターナショナルな雰囲気で総勢16名が参加。ライフジャケットを装着した勇ましい我々にそれぞれオールが渡され、ツアーガイドのレイさんがジョークを交えながらパドリングのレクチャーを行なう。「この川にはワニもピラニアもいません。ただ、蚊にだけ注意してください」。このツアーでは客層をみてガイドクルーを配置してくれる。
   欧米人やカップルでの参加者は二人乗りのカヤックを自分たちで漕ぎ、クルーが別艇でつく。我々のようなアジア系の参加者は一人に対して一人のクルーがついてカヤックに同乗してくれる。非力(?)な私でも安心だ。辺りが少しずつ夜の静寂に包まれる頃、いよいよカヤックに乗り込んで出発。水との距離が近くて、水の音が体全体に染み渡る。エンジンに頼らない、自然と調和したカヤックスタイルは、忘れかけていたものを思い出させてくれる。   アバタン川には約20種類のマングローブが生息している。「カヤッキングは、私たちにとってただの旅行以上の価値がある。それは私たちの擁護にもつながるものだ。私たちが運河の景観や音を感じることは地球に優しい。そしてこれを通して、運河に沿って生活している住民たちが、この持続可能な観光を進めることこそが環境だけでなく自分たちの生活をもより良く手助けするものだと気づいてもらうことができるのだ」と、レイさんは参加者に説く。そしてツアーはいよいよ佳境へ。お待ちかねのホタル観賞だ。フィリピンのホタルはある特定のマングローブの木に無数に群がる。それはさながらクリスマスツリーの電飾のよう。参加者はこの幻想的な風景を前に、ただただ息をのむばかり。静寂に包まれた川辺に、鮮やかなホタルの光とこぼれそうな星空、そして水の音。こちらのホタルは季節問わず光り続けており、二週間の命だと言う。この儚(はかな)くも強い生命の光を目の当たりにすると、自然や環境の尊さを実感する。ホタル観賞カヤックツアーは、大人も子供も学ぶことができ、また感動できるプランだ。ちなみに最近、韓国人カップルの間ではホタル観賞中のプロポーズが流行っているそう。   ボホール島の密かなブーム、ホタル観賞カヤックツアーは夕方から毎日催行、送迎、夕食、英語ガイド付P1950/大人、所要約4時間。ぜひ一度、体験してみてはいかがだろうか。詳細は、https://www.facebook.com/kayakasiaphilippines

ナビ・セブ第12号[Navi Cebu Vol.12]より

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