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セブのおにぎり「プト」と「プソッ」

セブのライス文化はおもしろい!

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    セブには「プト」と呼ばれるバナナの葉っぱでくるまれた三角形のおにぎりがあります。フルネームは「プト・マヤ」で、中身は炊きあがった餅米です。マニラで「プト」と言えば米粉の蒸しパンを指しています。「下町のカルボンマーケットで毎朝売っている」というので、さっそく行ってみることにしました。
 午前5時。夜明け前のカルボンマーケットはすでに人がいっぱいです。木製の押し車で野菜や果物を運ぶ人が狭い路地を行き交っています。その市場の一角にプトを作っている数軒の屋台を見つけました。うず高く重ねられたバナナの葉っぱと、直径60センチはありそうな大鍋が屋台裏を占領しています。

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   その鍋を囲むようにして2、3人が黙々と手を動かしていました。炊きたての熱いご飯を幅10センチ、長さ30センチほどのバナナの葉っぱに包んでいくのです。慣れた手つきで葉っぱの半分ほどを丸め、そこに熱いご飯をしゃもじで器用に押し込み、葉っぱの残りの部分でふたをしてペタンと押して平らにすると三角形のおむすびになっています。約4、5秒でプト1個のできあがりです。値段は1個5ペソ。発砲スチロールの容器に20個、30個と買っていく人もいます。屋台には数人の客がいて、皿の上にプトを広げて食べていました。一仕事終わった市場の人や買い出し客が朝ご飯代わりにプトを食べるのです。茶色っぽいコーヒーのようなものをスプーンですくってご飯にかけています。これは「シクワティ」と呼ばれるカカオからつくられた、ちょっと苦味が残るココアです。砂糖は入っていません。その代わり、ご飯に黒砂糖を山盛りかけて食べるのがプトの美味しい食べ方だそうです。熟れたマンゴーを添えて食べることもあります。紫色をしたプトもありますが、お米の種類によって色もまちまちです。ご飯とココアは相性がよいらしく、ご飯に固形のココアを煮込んだ「チャンポラド」というフィリピン流「おじや」もポピュラーです。ちなみにココアはフィリピンでは「チョコラテ(チョコレート)」と呼ばれています。
   もうひとつセブで有名なのが「プソッ」です。編み込んだココナツの葉っぱの中に詰まったご飯です。この不思議なご飯、どうやってこのように均等の大きさと形に包み上げるのか……。その作り方の秘訣は、ご飯を包むのではなく、ココナツの葉っぱの中にお米を入れてそれを炊きあげることでした。約2センチ幅の葉っぱを袋状に編んで、その中にうるち米を半分ほど入れ、そのまま鍋で煮るのです。こうして炊き上げるとご飯が葉っぱの中でぱんぱんに膨らんでいます。この形はどことなくアンバランスでどう表現したらいいのか、三角すいに近いのもあれば、それを上下に二つくっつけたような8面体のプソッもあります。大きさは一辺が5センチくらいで、食べるときは包丁で半分に切り目を入れてぱっくりと割り、そのまま手で食べます。バナナの葉っぱの香りがほんのりと残っていて美味しく、ご飯が詰まっているので2、3個も食べればおなかいっぱいです。このプソッはカンティーンやバーベキュー屋台などで、吊されて売られているので「ハンギング・ライス」とも呼ばれています。値段は1個3ペソから4ペソです。食べることが楽しくなるような、そんなココナツおにぎりでした。

[Navi de Cebu Vol.3] ナビ・デ・セブ第3号より
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