リゾートアイランド・セブのこだわり生活情報誌
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フィリピンでうなぎ

肉厚の蒲焼を食す! 

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  ある日、近所のスーパーマーケットに買い物に行ったら、「うなぎ」という文字がいきなり目に飛び込んできた。コリアンレストランが立ち並んでいる一角である。思わず振り返り、確認する。見間違いかと思ったがちゃんと「うなぎ専門店」と看板に書いてある。
   数年前からうなぎの幼魚が取れなくなっており、近い将来、うなぎは食べられなくなるのではないかという話を聞くが、土用の丑の日に日本のテレビから美味しそうなうなぎの蒲焼の映像が流れてくると、何が何でも食べたくなる。なのでこの「うなぎ専門店」にはものすごく惹かれた。しかし悲しいかな、この辺りはいわゆるリゾートエリアで世界中の観光客がやってくる場所ではあるが、住んでいる人は田舎者だ。もちろん観光客を狙った「うなぎ専門店」なのであろうが、これはまともなものなのか、という疑念も抱かざるを得ない。
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 散々迷ったが、勇気を持ってチャレンジすることにした。ちょうど12時を少し回った昼どきに行ったが、誰も客はなし。一瞬、営業していないのかと思ったが、中にいた店員が満面の笑顔で迎えてくれた。「うなぎ専門店」と日本語で書いてあったが、ハングルの方が看板を占める割合が大きい。コリアンレストランの中には韓国人しか相手にしていない店もよくあり、メニューは全部ハングル、フィリピン人の従業員にメニューの内容を聞いてもわかりません、なんて経験もあるので、恐る恐るメニューを見たがちゃんと日本語も併記してあった。うなぎは100グラム170ペソとあるが、何をどうやって注文しろと…?店員のお姉さんに聞くと、うなぎが泳いでいる生簀を指差す。この中のうなぎを選んで調理してくれるってことらしい。

メニューにはいろんなうなぎ料理が並んでいたが、うなぎといえば、やっぱり蒲焼でしょう。「塩焼き」と「タレ焼き」があったが迷わず「タレ焼き」を頼む。生簀を覗くと大きいのから小さいのまでうなぎがウヨウヨと泳いでいる。その中の一番大きなのを選ぶ。しばらくすると、きれいに裁かれたうなぎを持ってお兄さんが調理場から出てきた。そしてそのままうなぎを持って外に出ていった。私たちのうなぎ、どこへ持っていくのかと思いきや、外に焼き場があり、炭で焼き始めた。なんだ、なんだと近くにいたフィリピン人が集まってきた。私のうなぎに何かされないかとヒヤヒヤしたが、ここまでは私のイメージ通りの「ザ・うなぎの蒲焼」でいい感じ。そのうちにお姉さんがキムチとかコリアンの前菜を6皿も持ってきた。これがまたどれもうまかった。うなぎが運ばれてくるまでにこれでがっつりご飯を食べたくなる衝動を堪えるのに苦労したほど。お姉さん、サンチュとエゴマの葉っぱ、生姜の千切り、にんにくスライス、コリアン味噌などを次々に運んでくる。「へ?これ、どうするの?」と聞くと、「うなぎをこれで食べるんです。」とニッコリ教えてくれたが、まったくイメージ沸かず。次に運ばれてきたのは、うなぎの骨せんべい。おお、何かテンションも上がってきたぜ、とバリバリ食べていたら、

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うなぎ、登場!待ってました!し、しかし、うなぎがぶつ切りされていた。鉄板に輪切り玉ねぎが敷いてあり、その上にうなぎのぶつ切りがゴロゴロと乗っていた。何かイメージと違い急にテンションが下がる。しかし小鉢のソースは紛れもなく蒲焼タレであったので、これにつけて食べてみる。う、うまい。立派な蒲焼である。しかもこんな肉厚なうなぎ、日本でも食べたことはない。夢にまで見たうなぎの蒲焼であった。
 後でネットで調べたら、ぶつ切りうなぎを千切り生姜、にんにくスライスなどをえごまの葉っぱで巻いて食べるのは韓国風なんだそうで、やっぱりこの店のうなぎは「韓国風」であったが、充分に日本風蒲焼を堪能できた。他にもキムチチゲを頼んだが、これまたご飯が進み美味しかった。肝の味噌汁、食後にはスジョングアというシナモンの飲み物までついてきて、たいへんお値打ちであった。メニューにはうな丼400ペソなんてのもあったので、一人でも行けそうである。さすがに山椒はなかったので、次回は持参しようと心に誓う。
 果たしてこの辺りに滞在している観光客が、セブに来てわざわざうなぎを食べるのかということはさておき、土用の丑の日の映像を観て悶々としている方はぜひお試しあれ。(水野)

マダン Ma Dang
Datag Maribago Lapu-Lapu City
JPark Island 隣り
営業時間 : 11:00am~2:00am 無休 
電話番号 : 032-495-1034

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