リゾートアイランド・セブのこだわり生活情報誌
現在地: Home コラム ナビマニラお勧めの本 『大和魂☆マニアーナ』内山安雄著

『大和魂☆マニアーナ』内山安雄著

『大和魂☆マニアーナ』内山安雄著
(光文社・1,700円) 2008年7月21日発行

464
   生まれも育ちもマニラの旭山太郎は、父が日本人、母がフィリピン人のハーフの十五歳。「太郎よ、我々の祖国日本へ行き相撲取りになれ」。土俵には金が埋まっている。事業に失敗し無一文になった父の命により、太郎は日本へやって来た。 「太郎よ、大和魂だ」。相撲好きの父は、自宅に土俵を作り太郎に相撲の英才教育を施していた。そのおかげでとりあえず競技としての相撲にはついて行けるものの、礼儀、しきたりに関しては全てが驚くことばかりだった。また、先輩によるしごき、いじめのすさまじさが太郎を苦しめる。でも、もう自分には戻る場所がない。ここで、強くなるしかないんだ。妹の花子は、メイドまでやっている。自分が頑張って稼ぐしかないんだ。そして、強敵のライバルに勝ち、序の口優勝を遂げる。場所手当の他に、優勝したら十万円が手に入るのだ。し かし。場所手当も賞金も渡せない、と親方に言われる。父が親方に前借りをしているのだ。ひどいよ、父さん!しかし、ここは「なんとかなるさ」のマニアーナ・ハビットでやり過ごすしかない。しかし、さらなる困難が太郎を待ち構えていた⋯⋯。 辛抱、根性、そして貧乏。日比ハーフの少年力士の成長を熱く描いた感動の新刊。お求めは日本の書店で。

内山安雄(うちやまやすお) Profile 著者紹介

昭和26年、北海道生まれ。慶応大学文学部卒業後、同大学院社会学研究科修士課程中退。旅行代理店との契約でドイツに駐在した後、東西ヨーロッパ、中東などを長期に放浪する。その経験を買われ、「女性セブン」「週刊ポスト」などで執筆を始める。同時に放送作家として、テレビ・ラジオのニュースやバラエティ番組の構成に参加、さらにテレビの刑事ドラマなどの脚本を手がける。28歳で講談社の文学新人賞への応募作品「不法留学生」で小説家としてデビュー。政治、経済、風俗、人物を問わず、社会的にインパクトの強い事件をテーマに捉えている。時代の流れを外国人の視点で捉えた作品、海外を舞台にした作品を書き続け、著作の一つ「ナンミンロード」(講談社)は映画化、ビデオ化された。主著として、小説では大薮春彦賞の最終候補になった 「トウキョウ・バグ」(毎日新聞)、「霧の中の頼子」(角川春樹事務所)、「カモ」(光文社)、「裸のレジェンド」(徳間書店)など。他に以前の作品としては、「エトワールに銃口を」(講談社)、「青春の熱風」(角川書店)、「ベトとシンシア」(講談社)、「天安門の少女」(新芸術社)、「樹海旅団」(新潮社)(光文社)、「マニラ・パラダイス」(集英社)(角川春樹事務所)、「ミミ」(毎日新聞)、そして半自伝的小説として、「さらば、マフィアとの日々」「フィリピン・フール」(共にソニー・マガジンズ)などがある。最新刊は青春小説「グローイング・ジュニア」(講談社)。他に「アジア裏楽園」(KKベストセラーズ)、「アジア怪楽園ですたこらさっさ」(青春出版)、「しょーこりもなく、またアジア」(光文社)、「オジさんはなぜアジアをめざすのか」(ロコモーション)など、多くのエッセー集がある。

『トウキョウ・バグ』 (毎日新聞社1,600円)P1,160
『オジさんはなぜアジアをめざすのか』 (ロコモーション1,400円)P980
『マニラパラダイス』 (ハルキ文庫940円) P650
『フィリピン・フール』(ハルキ文庫760円)
 P530

ナビ・マニラ第1号[Navi Manila Vol. 1]より

bottom-banners-bw 02 bottom-banners-bw 04 greyfooterbutton 03 facebook bottom-banners-bw 08
denwacho 2015 cebumapbanner Cebu City Tour navimanila23 dmsweblogo