リゾートアイランド・セブのこだわり生活情報誌
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北東季節風ハバガットHabagatが吹き寄せる時期はボラカイでは観光地ボラカイではウォータースポーツが盛んになる
 セブはマニラのように雨季と乾季の明確な区別がないので、年間を通してアイランドホッピングやダイビングなどのマリンスポーツを楽しむことができる。朝に晴れていても昼から雨が降り、また夕方晴れてくるといった天候が不安定な日もある。年間の降雨量が少なく、時期によっては貯水池の水位が低下し、市街地では水不足に悩まされることもある。セブではメトロセブ水会社が地下水と河川水から生活用水を供給しているが、水不足はなかなか解消できそうにない。 
これまでセブは、周囲をレイテ島やネグロス島、ボホール島など大きな島に囲まれているので、太平洋に面した地域と比べて台風被害を受けることは少ないとされてきた。しかし予期せぬ台風に襲われることもあり、災害への備えと気持ちの準備ができておらず大きな被害を蒙ることも過去にあった。
2013年11月8日、ビサヤ地方中部を直撃した台風「ヨランダ」はフィリピン史上最大規模で、セブで100年に一度あるかないかといわれたくらいのスーパー台風であった。セブ島北部の町や島では家屋や学校の屋根が吹き飛ばされるなどの甚大な被害と死傷者が出た。
また、台風の約1ヶ月前の2013年10月15日にはボホール島内陸部を震源地とするマグニチュード7.2の地震が発生。セブの下町にある石灰岩を積み重ねてつくられた古い「サント・ニーニョ教会」の鐘楼上部が崩れ、いまのところ再建の見通しは立っていない。ホテルやオフィスビルなど、高層ビルの被害は出なかった。外洋に面してないので津波の心配はない。短期滞在の旅行者も日本にいるときと同様、地震や台風など、自然災害への備えは常に心がけておきたい。
編集: 「ナビ・デ・セブ」 Navi de Cebu

 [フィリピンの気候]

マニラ首都圏のあるルソン島は季節風の影響を受け、雨期(6~11月)と乾期(12~5月)に分かれる。雨期の6月下旬から9月下旬にかけて、アミハン(Amihan)と呼ばれる南西季節風が吹き込み、台風や低気圧の接近により豪雨をもたらすことがある。逆に乾期の10月下旬~2月初旬は、ハバガット(Habagat)と呼ばれる北東季節風が吹き寄せる。この季節風ハバガットは、たとえば観光地ボラカイではウィンドサーフィンのための絶好の風をもたらしてくれる。雨期の天候は、突然の豪雨のあとで晴れたりと、日本の梅雨のようなうっとうしさはない。フィリピン中部のビサヤ地方や南部のミンダナオ島は、ルソン島のような雨季と乾季の区別がはっきりしない。

 [フィリピン気象庁が出す「シグナル」の意味]

日本の天気予報で「フィリピン近海で発生した台風*号は」というのをよく耳にするが、フィリピンは台風の主要な発生場所である。フィリピン気象庁(PAGASA)は通常、1日4回、6時間ごとに台風情報を更新してホームページなどで公開し、台風の影響が予想される地域に警報(シグナル)を出している。
台風の警報(シグナル)は「1」~「4」で、数字が大きくなるほど風雨が強まる。度数は予想される風の強さだけで決まるので、大雨が降るか否かの予測にはあまり役立たない。どんな雨台風であろうが大雨警報は発令されないことに気をつけたい。フィリピンの台風被害は風同様、雨によるものも顕著なため、現状の警報は不備といえる。
台風の警報が発令された場合、たとえ「1」でも公立小学校は休校となり、「2」になると公務員は休みとなり船は欠航する。ただし民間企業の場合は、休みにするか否かは独自で判断する。
実際の事例として、ビサヤ地方の観光地ボホール島からセブにボートで戻る場合(飛行機便がないため)、たとえ晴れていてもシグナル2が発令されると船が出ず、結局帰れないことになる。飛行機便がない島に雨季に旅行する場合にはこのことをじゅうぶん留意したい。(Navi Manila)

  台風警報4階級

シグナルNo.1
36時間以内に風速が毎時30~60km(秒速8.33~16.7m)になることが予想される。
シグナルNo.2
24時間以内に風速が毎時60~100km(秒速16.7~27.7m)になることが予想される。
シグナルNo.3
18時間以内に風速が毎時100~185km(秒速27.7~51.3m)になると予想きれる。
シグナルNo.4
12時間以内に風速が毎時185km(秒速51.3m)以上になると予想される。

 [地震]

周辺部で2つのプレートが地球内部に沈み込むフィリピンは日本と並ぶ地震国。スペイン時代からマニラの城塞都市イントラムロスは数回、大地震に見舞われている。首都圏東部にも首都圏の外周道路C-5に沿うようにして「マリキナ断層」と呼ばれる活断層が南北に走っている。1990年7月に起きたルソン島北部のバギオ大地震はマグニチュード7.8を記録、最高級のハイアット・テラス・ホテルをはじめたくさんの建物が倒壊し、死者は1,600人にも上った。2013年10月15日にはビサヤ地方ボホール島内陸部のカルメン町付近を震源にしたマグニチュード7.2の地震は、スペイン時代の歴史的な教会を次々倒壊させるなどの大きな被害をもたらしたことは記憶に新しい。(Navi Manila)

  フィリピン火山地震研究所(PHIVOLCS)震度10階級

震度1 ほとんど感じない 
静かにしている人にしか感じられない。
震度2 わずかに感じる
室内で休んでいる人のうち少数が感じる。
震度3 弱い
室内にいる人の多くが感じる。特に二階以上の階では感じる人が増える。
震度4 やや強い
室内にいる人すべてが感じる。屋外にいて感じる人もいる。眠りの浅い人は目を覚ます。
震度5 強い
屋外にいる人もすべてが感じる。寝ている人も多くが目を覚ます。驚いて戸外に飛び出す人が出る。
震度6 たいへん強い
多くの人が驚いて戸外に飛び出す。ふらつく人も。車を運転している人はタイヤがパンクしたのかと勘違いする。
震度7 破壊的
ほとんどの人が驚いて戸外に飛び出す。建物の上層階にいる人は立っていられない。重い物体や家具までひっくり返る。教会の大きな鐘も鳴り出す。
震度8 たいへん破壊的
人々が恐慌状態に陥る。戸外でも立っているのが難しい。しっかりした建物すら相当の損害を受ける。コンクリートの堤防や橋脚が倒壊する。線路が曲がる。
震度9 壊滅的
人が地面に投げ出され、恐怖に震え叫び声を上げる。ほとんどの建物が大規模な損傷を受ける。橋が落ち、コンクリート製構造物が倒壊する。
震度10 完全に壊滅
全ての人工構造物が破壊される。大規模な土砂崩れや液状化現象が起きる。大規模な地盤沈下や隆起、地割れが観測される。

編集: 「ナビ・デ・セブ」 Navi de Cebu

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