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「波の名所」シアルガオ

飛行機で50分 セブから行くシアルガオ!!

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                   ■ セブからシアルガオへのアクセス ■
siargao 03   マクタンセブ国際空港からシアルガオ島のサヤック空港まで毎日、セブパシフィック航空のプロペラ機の往復便が就航。所要時間は50分(変更あり)。空港から島の東端の「クラウドナイン」まではバンで約50分。スリガオから船便も出ている。
Siargao: The Surfing Capital of the Philippines
世界中から波を求め、上級者が集まる

   セブを飛び立ったセブパシ航空機が短い水平飛行のあと、高度を下げて島に近づくにつれ、海に散らばった小島のようなマングローブ林が目に入ってくる。ミンダナオ地方の東北に位置するシアルガオ島(北スリガオ州)は、セブからプロペラ機で50分。全体に平坦な珊瑚の島で、鮮やかな緑色のマングローブが島の周りに生い茂っている。面積は400平方キロ強で、沖縄の西表島よりわずかに大きい。
   この島が観光地として注目を浴びるようになったのは、東海岸が太平洋に面していて波が高いことから、サーファーの間で人気が急上昇したためだ。特に8月から11月にかけて島を南西の季節風が吹き抜け、それによって生み出される巻き波には定評がある。
   島の南東にある「クラウドナイン」。波の形が数字の「9」に見えることからこの名がついた。フィリピンの「サーフィン・キャピタル」とも呼ばれている。島の西にあるサヤック飛行場から東海岸までは車で小一時間。
   波がうねる時期になると、世界中のサーファーがここクラウドナインに集まってくる。近年、サーファー向けのホテルやコテージも増え、夜になるとバーがオープンし、欧米人が集うしゃれた観光地になってきた。2013年には米CNNテレビの旅行ウエブサイトが、シアルガオ島を「世界のサーフ・スポット・ベスト8」の一つに選ぶなど世界からも高い評価を得ている。毎年9月にはサーフィン国際大会が開かれ、世界中のサーファーが乗りやすい波を求め、ここシアルガオに集結する。
   シアルガオにはサーファー以外の人も楽しめるアトラクションもたくさんある。マングローブのカヤッキングや、小クラゲが泳ぐ入り江、干潮時に姿を現すホワイトサンドの島、珊瑚礁の島々をめぐるアイランドホッピングも人気だ。釣り好きは、毎年3月か6月にかけてのサマーシーズンに、ここシアルガオでトローリングによるカジキ類のフィッシングに挑戦する。
   またこの島はフィリピンの最も東に位置していることから、フィリピンでいちばん早く朝陽が上る場所として知られている。初日の出をいちばん先に見ようと新年をここで迎える観光客も最近は多いという。

(「ナビ・マニラ」編集部)

日本の友人を連れてサーフィンに行った!想い出のシアルガオ島
「何もないけどおしゃれな島」

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チョコレート、ではない「クラウドナイン」
   もう何年前になるか、「クラウドナインって知っている?」と、日本の波乗り仲間に聞かれたのが始まりであった。聞けばサーフィンで有名なポイントなんだそう。元々、海が目的でフィリピンにもやって来たのだが、少なくともセブでは波乗りをするようなポイントはないと思っていた。周りを島に囲まれていていい波が立つはずもない、とハナから諦めていた。たまに低気圧だの台風の影響で波が高い時もあるけれど、うねりのみで「割れない」ので、波乗りはできない。しかし考えてみればもっともなことだけど、7000以上の島があるフィリピンのどこかで波乗りができるポイントがあっても不思議ではない。その頃、ちょうど日本ではやたら「クラウドナイン」というポイントを紹介していたらしく、私への問い合わせもかなりの数あった。
 とりあえず、夫に聞いてみたら、「知ってる!」と自信満々に答えるので、へぇ、そんなに有名なの、と思ったら、サリサリストアで買ってきてくれた…クラウドナインっていうチョコレート…ちがうよ、サーフィンのポイントだよ、と、いろいろと聞き回ったが、チョコレートなら知っているけど、サーフポイントは知らない人ばかり。仕方がないからネットで調べたら、シアルガオ島という小さな島にあった。シアルガオ島にはセブから飛行機が出ているが週に2回くらいしかなく、忙しい日本人がやっと休みを5日取って来るとなると、まったく日程が合わない。いろいろ調べてみるとミンダナオのスリガオから高速船が出ていた。スリガオまでは毎日、飛行機便もあるので、これで行くことにした。

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高速船でスリガオからシアルガオへ
   スリガオから高速船に乗ってようやく着いたシアルガオ島の港について唖然とした。港とは言いながら何もない。フィリピンの港には大抵、タクシーが待機しており、客の奪い合いをしているので、ここでもそんな感じでタクシーをつかまえて、適当な安いホテルにでも連れて行ってもらって、などとのんきに構えており、宿なんぞ予約もしていなかったのだが、そのタクシーが一台もいなかった。あるのはトライカッド(自転車タクシー)とハバルハバル(単車のオートバイタクシー)のみ。こっちはボディボードを抱え大荷物なのに。日本人の友人を横目に見ながら、あはは、大丈夫、大丈夫と強がってみせる。Vハイヤー(バンの乗合タクシー)が客の呼び込みをしていたので近づいて、安い宿、ない? と聞いてみると、任せておけ、と言う。乗合いVハイヤーにギュウギュウに詰め込まれ、他の客を下ろした後に、クラウドナインの前の一泊700ペソのロッジに連れて行ってもらった。

台風の時みたいなグチャグチャな波。でもせっかくここまで来て……

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   港周辺もかなり何もない、と思ったが、もうこの辺は本当に何もなかった。聞けばクラウドナインはこの季節、風が直接入ってくるので、コンディションが悪く、波乗りなんぞできないそうで、隣のかなりいいホテルは閉めていた。確かに目の前の海は、ドッカンドッカンと台風の時みたいなグチャグチャな波で、とてもじゃないけど、素人がちょっと入ってみる?なんて行けない波であった。それでも地元の若者が数人、波チェックをしていた。サイズはあるけど、一気に崩れる。しかも次から次へとやって来る波を呆然と見守る姿は、万国共通なのね、と思った。
 しかしせっかくここまで来て、波乗りをしないっていうのもなんだ。と、Vハイヤーの運ちゃんに交渉し、とりあえず翌日の足を確保した。宿のスタッフに、この時期、風の当たらないポイントはないか、と聞いたが、わからないと言う。ホテルの食堂にシアルガオ島の地図が貼ってあったので、従業員にこの宿はどのへんかと聞くと、わからないと言われ耳を疑ったが、仕方がないので自分で探し、島の反対側に行けば、そこそこ波乗りができるポイントを見つけらるのではないかと勝手に思い込んだ。

胸・腰サイズのメロウな波を発見!
   翌日、内心、本当にVハイヤーの運ちゃんが来るのかものすごく心配であったが、ちゃんと時間通りに来てくれた。そして、島の反対側に連れていけ、と車を走らせる。更に何にもなくなり不安になりながら、車を降り、波チェックをする。風はまったく当たらなくて、ちょうど胸・腰サイズのメロウな波のある海岸を発見し、そこで波乗りをすることにした。天気は快晴。私たちの他には誰もいない。こんなスペシャルな海で波乗りができるとは、遠路はるばる来た甲斐があったってもんだ。普段、自分の足さえも見えないような日本の海で波乗りしている友人たちは大喜びであった。運ちゃんには2時間後に迎えに来て、と言ったが、実際、本当に迎えに来てくれるんだかドキドキしていたが、またちゃんと来てくれた。

何もないけどおしゃれな感じのシアルガオ
   私はよくセブの人から「マクタンの田舎者」と馬鹿にされるが、そのマクタンの田舎者の私が更に田舎だと呆れるほど何もないシアルガオ島であった。洒落たレストランなんかはなく、道端に鍋が並んでいる食堂のみ。それだって宿からはハバルハバルを使って行かなくちゃ行けない。それはそれで美味しかったけど。夜は波のドッカンドッカンという音が鳴り響き、ちょうど風を直撃していた季節だったために寒いくらいだった。
 田舎、田舎といっているが、人はおしゃれな感じがした。ヨーピアンがたくさんいて、洗練されたセンスの影響を受けちゃった的な?悔しいがそこは完全にマクタンの負けであった。

のんびりしたサーフトリップに日本の友人も大満足
   クラウドナインが風の影響を受けずにいい波の季節には、世界中のサーファーが集まって来て活気もあると聞いたが、これはこれでゆったりのんびりしたサーフトリップで、日本人の友人も大満足であった。
   ところでVハイヤーの運ちゃん、今、思えばとても親切な人であったが、最後まで私のことをフィリピン人ガイドだと思っていて、今度また使ってね、と名刺を渡してきたり、日本人の友人たちのことを「アナタのお客さん」と呼んでいた…。本当のことを説明するとなると時間がかかりそうだったのでその誤解を解かないままマクタンに帰ってきた。そして携帯電話のアンテナが3本立っていることを確認し、ホッとしたのであった。(文: 水野 セブ在住)
※ 文中の写真は2014年9月に撮影

ナビ・セブ第12号[Navi Cebu Vol.12]より

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