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ラプラプとマゼランの戦いの再現劇、「マクタンの戦闘」

Kadaugan sa Mactan 1

Kadaugan sa Mactan
Kadaugan sa Mactan 2
Kadaugan sa Mactan 3
Kadaugan sa Mactan 1

マクタンの戦い、フィリピンの原点を再現マクタンの戦い、フィリピンの原点を再現

  マクタン島の酋長ラプラプが世界一周航海でセブ島に上陸したマゼランを1521年、マクタンの戦闘で倒してから今年で494年。戦闘が行われた4月27日、戦場となった島北部のマクタン・シュラインで恒例の野外劇が行われ、戦闘とその前後の様子を生々しく再現した。

 戦闘が行われたのは、マゼランがセブの沖合に停泊してから20日後。火器で武装したマゼランの艦隊に近隣の酋長たちが服従し、カトリックも受け入れる態度を示したのに対し、ラプラプだけは服従を拒んだ。懲らしめるべくセブからマクタンへ向かったマゼランと兵たちは夜明け前に岸辺をめざしたが、干潮のため接岸できなかった。ラプラプはマゼラン側の最後の降伏勧告も拒否、千数百人の部隊を木陰などに配備して待ち構えた。干潮時の上陸は危険だと引き止めるセブの酋長たちの助言を無視して、船から兵を降ろし、上陸を強行したマゼランだったが、1時間余りの戦闘で顔に毒矢を受け、刀、槍で刺されて息絶えた、と史書は伝えている。
 野外劇には早朝から数千人の観客が押しかけた。史実通りかどうかは不明だが、ラプラプ側の兵の勇敢さに加えてラプラプの指揮が際立って頭脳的だったことが分かる。先ず砂浜に子供、女たが現れ、裸足の兵のため岸辺を整備する。子供たちはでんぐり返りをしたり、後方宙返りをするなど観客を沸かせながら作業をする。これで水にぬれた軍靴の敵兵よりラプラプの兵士はずっと機敏に動けるようになったはずだ。
 マゼラン側が火器を放ち、岸辺のニッパヤシの小屋が大音響と共に火を噴いて倒壊する。後退するラプラプ側、しかし、マゼラン隊が上陸すると正面だけでなく、左右の木陰から最初は弓矢の隊が、さらに接近すると槍の部隊が繰り出す。最後は白兵戦、刀隊の出番だ。両軍入り乱れ、もはやマゼラン隊の鉄砲は役に立たない。時に引くと見せながら、織田信長の長篠の戦いにも通じる機動的な波状攻撃をラプラプがかけたことが分かる。
 マゼランが倒れると弓、槍、刀を振り上げて一斉に時の声があがる。観客の興奮も最高潮、トーテムの前で勝利の舞、踊りが繰り広げられる。最後にラプラプとマゼランを演じた俳優のビン・アブレニカさんとジョセフ・ビタンコさん、ラプラプ王妃のレイナ・ブラクナ役のミス・アース優勝者ハイメ・ヘレルさん、続いて演じた全ての人たちが登場、歓声と大きな拍手を浴びて2時間余りの壮大な野外劇は終わった。
 この日、ラプラプ市は祝日。子供たち、赤ちゃんを抱いた女性たちも大勢集まったが、劇の進行に沿ってスピーカーが時代背景を説明した。子供たちはフィリピンが、とくに自分たちの先祖が侵略者に対し、これだけ勇敢に戦って撃退した歴史を耳で聴きながら目にしたことになる。期せずして歴史の原点を知り、民族と自分の国に大きな自信を持ったのではないか、と思われた。(マニラ新聞セブ支局 麻生雍一郎)

「ナビ・セブ」ニュース [Navi Cebu News] April 27, 2015 

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